せいの えいいち 作家・DJ
a.k.a.DJ SEINOIZE
Writer / DJ / Photographer
balearic sunrise
ElektrOscilloBleeper
balesound.com
一九六六年生まれ。作家、DJ。フォトグラファー。二十代前半から世界各地を旅しながら、小説、旅行記、ルポタージュなどを執筆。一連の作品を「ロード・ノヴェル」と名付け
る。一九九五年「デッドエンド・スカイ」で第八十一回文學界新人賞。DJとしても活躍し “balearic sunrise―free style free party”をなどオーガナイズ。インダストリアル・ダ
ブ・アート・ユニット「ElektroScilloBleeper」で、ギターとエフェクターを担当。クラブや野外パーティーなどで精力的に活動を行っている。
著作に 『ブラウン・バニー』(ビンセント・ギャロの映画をノベライズ/河出書房新社) 『デッドエンド・スカイ』(「文學界」掲載の「デッドエンド・スカイ」「140BPM」「パラダイス・ホテル」ほか小編二作を改稿した長篇小説/河出書房 新社刊) 『RAVE TRAVELLER 踊る旅人』(写真家Geoff Johnsonとのコラボレーション/太田出版) 『地の果てのダンス』(同 /メディアワークス) 『レイヴカRave of life』(鶴見済他との対談集/筑摩書房) 『INTERVIEW』(ネオ・ファクトリー) 『オール・トゥモロウズ・パーティーズ』(双葉社) 『テクノフォビア』(扶桑社/携帯サイトの連載小説の単行本化)
CDに “balearic sunrise disc vol.1”(ロードランナー・ジャパン) 『ElektrOscilloBleeper- tape1-Speedacidextacy』
『ElektrOscilloBleeper- tape2-』 (balesound.com) などがある。
内容(「MARC」データベースより)
おれの名前はジェイムズ・アトキン。アメリカを突っ切る長い道の途中で生まれた-。トウキョウ、アメリカ、ふたつの時代。若者たちの群像を鮮やかに描ききった、文学界新人賞受賞作家の長編青春ロード・ノヴェル。
前作の『デッドエンド・スカイ』に続くロード・ノベル。
50年の歳月と、現在の若者のリアルな現実、幻視された過去と未来を縦横無尽に行き来しながら、まったく新しい小説の試みに挑戦している。複雑な構成の中から、もう一つの歴史の現実感が浮かびあがってくる。
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On the Road Rave the Party Get Loaded Love & Fighting Survive The Sky We're still Alive Rock till Death
「おれは君たちに言い残したことがある。おれたちは生きている。はじめて踊った時から世界は確実に変わりつつある。これからそれを話すつもりだ。おれたちの足元に転がっている旅や、まだくたばらない死に損ないの世界や、それを粉々にする生きものの話を書くつもりだ。」
-出版にあたっての宣伝より-
レイヴ・パーティー(balearic sunrise)を主催するDJとして、また『地の果てのダンス』『RAVE TRAVELLER』などの著者として多くのファンを持つ清野栄一は、1997年に文學界新人賞を受賞した小説家としても知られています。本書は小説家・ 清野栄一の最初の小説集であり、現代の文学シーンに新たな一石を投じる記念碑的作品といって過言ではありません。
単行本化にあたって著者は、文學界新人賞受賞作の「デッドエンド・スカイ」、やはり「文学界」に掲載された「140BPM」「パラダイス・ホテル」、および小編二作といった、これまでに発表した小説作品のすべてを全面的に改稿し、ひとつの長篇小説として再構成しました。
小説の舞台は東京-パリ-東北の山麓-ベルリン-オーストラリアの砂漠など。主人公はアルバイトや写真家、会社員などを転々とする博之と、彼と幼 なじみの幸太郎。東京で自分の生き方を模索する博之と、すべてを捨てて世界をさまよいやがてDJとなる幸太郎は、いわば魂の双生児であり、表裏のような関 係にあります。この二人の愛憎入りまじった深い関わりを軸に、さまざまな世界観で現代を生きる老若男女の登場人物たちが絡み合いながら、孤独と絶望、そし て希望と「生の実感」を問いつつ、約十年間にわたる物語が展開されていきます。
パンク、テクノ、レイヴといった世界的なユース・カルチャーを背景に、時に斬新な描写や説話的手法などを用いながらも、あえて実験的意匠に頼ら ず、文学の表現の根本に立ち返った力強い文章で生の根本と世界に真正面から向き合うこの作品は、多くの読者の支持を受けることと思われます。
-書評よりの抜粋-
「ここで主題に据えられているのは(「DJ小説」みたいな先入観から連想される)いまどきの若者の怠惰な生活のカリカチュアでは決してなく、いわば 〈いま/ここ〉に生きる「自分」という殻からこぼれ落ちてしまった不在や欠落……それらをめぐる切実な「想い」の集積なのだ」(木村重樹『すばる』)
「清野氏の小説には、明確な快感原則と小説への方法的意識が混在している。眩暈がするような鮮烈な描写と思弁的なパッセージが無理なく連結されて、小説家の誠実さを証明している」(陣野俊文『文藝』)

レイヴの根底にあるもの-それは踊り続けてトランスする人間のエクスタシー。踊る場所を求めてヨーロッパ、日本、インドと地球をさまようレイヴァーたちの、トランスする一瞬を描くロード・ストーリー。
1.一九八八-セカンド・サマー・オブ・ラヴ
2.セックス・ピストルズ.リターンズ?/ロンドン
3.ケミカル・ジェネレーション(Ecstasy and the Dance Culture)/ロンドン
4. トラヴェラーズ・ギャザリング/デンマーク/ロスキル・フェスティバル
5. 無政府都市/プラハ
6. ラヴレス?/ベルリン/ラヴ・パレード
7. EXODUS-ジャングル共同体とクリミナル・ジャスティス・アクト/イギリス/ルートン
第二章 祭/日本
1. パーティー・フリーク
2. 音を探して……
3. テクノ・シャーマニズム-DJゴア・ギル、インタビュー
4. トランスする身体
5. なぜ踊るのか?
第三章 境界/インド、ゴア
1. スローリイ・スローリイ
2. シャーンティ・シャンティ
3. 「インド夜想曲」
4. アランボールへ
5. ディスコ・バレー
6. ホワイトアウト
第四章 アフターアワーズ
1. デザートストーム
2. スズキ ツヨシ
3. アフターアワーズ
SPA!携帯サイトの好評連載小説が遂に単行本化!
知らない女からのメール、不可解な偶然、得体の知れない恐怖……
本書は、テクノフォビアに陥った一人のシステムエンジニアがたどる混乱、喪失、再生の物語を、ミステリ的要素をふんだんに取り入れて展開するエンタテインメント作品です。“旅”、“移動”という行為をモチーフに、そこに生まれる愉悦とアイデンティティの揺らぎを描いてきた作家の新たな境地を示す作品となりました。
またコンピュータ産業への多くの取材をもとに書かれた本書は、小説の主人公と同様、日々送られてくるスパムメールに倦み、個人情報の漏えいに一抹の不安を覚える我々現代人にとって示唆に富む作品となっています。
内容(「MARC」データベースより)
平凡な技術系会社員宛てに届くスパムメール、次々と現われる女たち、満ちてゆく不安…。個人情報保護への関心が高まるネット社会に潜む未体験の恐怖を描く。『週刊SPA!』公式携帯サイトの連載を単行本化。
のっけからベッドシーンで始まるところにまず驚いた。
清野栄一の描く新しい世界だ。十分に読み応えあり。
主人公は次々と不可解な出来事に遭遇する。
どこかで、誰かが自分の情報を収集し、その情報をもとに、身の回りが操作されているとしたら?
このストーリーは、決して他人事ではない。この世の中に散らばった自分の情報は、もはや取り返す事が出来ない。
今このレビューを見ている、あなたのことですよ。
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